10/8（火）雨で気分が下がる朝から始まる一日

今日は、朝からどんよりとした雨が降っていて、気分がどうしても上がらなかった。雨の日はいつも憂鬱な気分になるし、オフィスに向かう途中も冷たい雨に打たれながら、「今日もまた田中さんの文句に耐えるのかな…」と、頭の中でネガティブな考えがぐるぐると回っていた。

オフィスに着くと、やはり空気は重かった。朝の挨拶を交わしても、田中さんは私をちらっと見るだけで、特に返事を返してこなかった。私のネイルがまだ気に入らないのか、明らかに彼女は何か言いたそうな表情をしていたけれど、特に話しかけてこなかったので、そのまま自分のデスクに向かった。

午前中、仕事を進めていると、ふと田中さんが私のデスクを通りかかった。その時、彼女は無言で私の手元をじっと見てきた。まるで昨日のことがまだ納得できていないかのような、鋭い視線だった。私は内心で「また何か言うつもりかな」と身構えたけれど、幸いにもその時は何も言わずに通り過ぎていった。しかし、その視線だけで、雨の重苦しさと相まって、気持ちはさらに沈んでいった。

午後になっても、雨は止まず、どんよりとした空が続いていた。仕事を進めようとするも、田中さんの視線が気になって集中できない時間が多かった。結局、気分を立て直すことができないまま、1日が過ぎていった。