感情の老化は止められる!40代から始める前頭葉の若返り習慣

感情の老化は止められる!

老化は“顔”じゃなく“心”から始まる

ある日、電車に乗っているとき、ふと窓ガラスに映る自分の顔を見て驚いた。疲れた表情、無表情の目元。もちろん年齢を重ねればシワの一本や二本は増える。でも、その時思ったのは、「顔の老化」よりも「心の老化」こそ深刻かもしれないということだ。

顔のシワは美容クリームや医療でごまかせるけど、感情のシワはどうだろう?イライラしやすい、感動しなくなった、何をするにも億劫…。そんな風に感じたなら、それは「前頭葉」が疲れているサインかもしれない。


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前頭葉の秘密:感情の司令塔は衰える?

前頭葉は脳の司令塔。意欲、感情、創造力、思考のすべてを司る場所だ。心理学の研究では、40代を過ぎるとこの前頭葉が少しずつ萎縮し始めることがわかっている。意欲がわかない、楽しさを感じにくくなるのは、前頭葉の働きが鈍くなるからだ。

でも、意外なことに、体力や知力は70代までそれなりに保たれる人が多い。日常の行動を見ても、70代の人が普通の速さで歩けたり、IQが100を超える人が多いという研究もある。つまり、“心の若さ”こそが、見た目や生活の充実度を大きく左右するということだ。

感情の若返り習慣:毎日の小さな工夫で変わる

幸いなことに、前頭葉の老化は「止められる」。最新の脳科学の研究では、次のような習慣が前頭葉の活性化に効果的だと示されている。

1. 新しいことに挑戦する

日々のルーティンだけでは脳は刺激されない。料理の新しいレシピを試したり、行ったことのないカフェに行ってみる。何でもいいから“未知の体験”を意識的に増やそう。

2. 人と会話する(できれば笑う)

感情の活性化には「会話」が重要だ。友人との雑談、家族との食卓での会話。大笑いする時間は何歳になっても最高のビタミンになる。

3. ポジティブな言葉を使う

「疲れた」「無理」などの否定的な言葉は、前頭葉の働きを弱める。代わりに「やってみよう」「楽しいかも」と言葉をポジティブに変えてみるだけで、脳のスイッチが切り替わる。

4. 小さな運動を続ける

歩く、ストレッチするなど軽い運動は、前頭葉の血流を増やすのに効果的。エレベーターではなく階段を使う程度でも違ってくる。

“老けない心”を育てるのは今この瞬間から

「年を取ると何もかも衰える」と思っていたけど、それは思い込みだと気づいた。感情の老化を防ぐのに必要なのは、“感動する心”を忘れないこと。新しいことに出会い、人と笑い合い、自分の心の声に耳を傾ける。

前頭葉の若返りは、特別なトレーニングが必要なわけじゃない。日常の中の“少しの変化”が鍵になる。

おわりに:感情を磨けば人生はもっと輝く

前頭葉を活性化すれば、単なる“若さ”ではなく“生き生きとした自分”を取り戻せる。忘れかけていたワクワク感や冒険心だって戻ってくるかもしれない。

今日の帰り道、少し遠回りしてお気に入りのカフェに立ち寄ってみるのもいい。誰かに会いたくなったら、ためらわず連絡してみよう。感情を動かす一歩は、案外そんな小さな行動から始まるのだから。


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