フィンランドといえば、美しい自然、オーロラ、サウナ文化が有名ですが、そのサウナとともに楽しまれる国民的ドリンク「ロンケロ(Lonkero)」をご存知でしょうか?ロンケロは、ジンとグレープフルーツソーダを組み合わせた爽やかな味わいのカクテルで、フィンランドのバーやスーパーでは当たり前のように並んでいます。特にサウナ後のリフレッシュドリンクとして人気が高く、フィンランド人にとって欠かせない存在です。
本記事では、ロンケロの歴史や特徴、人気の理由、自宅での作り方、そしてフィンランドでの楽しみ方まで徹底的に解説します。
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ロンケロ(Lonkero)とは?
フィンランド発のロングドリンク
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「Lonkero(ロンケロ)」は、フィンランド語で「触手」を意味する単語ですが、ここでは英語の「Long Drink(ロングドリンク)」がフィンランド風に変化した呼び名です。アルコール入りの炭酸飲料で、伝統的なロンケロは「ジン+グレープフルーツソーダ」というシンプルな組み合わせです。
ジンの香りとグレープフルーツの爽やかな酸味が絶妙にマッチし、軽やかな飲み口が特徴です。アルコール度数は4.7%から5.5%程度が一般的で、日本のチューハイに近い感覚で楽しめます。
ロンケロの代表的な種類
ロンケロは現在、さまざまな種類が登場しています。
- オリジナル・ロンケロ(ジン&グレープフルーツ)
- 1952年に登場したクラシックな味。シンプルで飲みやすい。
- ベリー系ロンケロ(クランベリー・ラズベリーなど)
- フィンランド特産のベリーを使用し、フルーティーな味わい。
- パイナップル・マンゴーなどのトロピカル系
- 近年人気が高まっている甘めのロンケロ。
- ノンアルコール・ロンケロ
- 運転時やアルコールが苦手な人向けの選択肢。
特に、オリジナルの「ジン&グレープフルーツ」は、フィンランド人にとって「サウナの後に飲むべきドリンク」として定着しています。
ロンケロの歴史:1952年ヘルシンキオリンピックから始まった伝統
オリンピックに合わせて誕生
ロンケロが誕生したのは、1952年のヘルシンキオリンピックでした。当時、急増する観光客やアスリートに対し、手軽に提供できるアルコール飲料が求められていました。そこで、フィンランドの大手飲料メーカー「Hartwall(ハートウォール)」が開発したのが、ジンをベースにした炭酸カクテル「Lonkero」です。
当初は期間限定だったが、国民的飲料に
もともと、ロンケロはオリンピック期間中のみの限定商品として発売されました。しかし、あまりの人気ぶりに販売終了後も消費者からの要望が殺到し、結局、定番商品として残ることに。以来、フィンランドのバーやスーパーでは、ロンケロが定番メニューとして並ぶようになりました。
現在では、Hartwall社以外にも複数のメーカーがロンケロを製造しており、フレーバーの種類も増えています。
フィンランドでのロンケロの楽しみ方
① サウナ後の定番ドリンク
フィンランド人にとって、サウナはただの入浴ではなく、生活の一部です。サウナでたっぷり汗をかいた後、外気浴をしながら冷たいロンケロを飲むのが、フィンランド流の楽しみ方。爽快な炭酸とグレープフルーツの酸味が、火照った体をクールダウンさせ、心地よいリラックス感を与えてくれます。
② 夏のアウトドアで乾杯
フィンランドでは、夏のコテージライフが一般的です。湖畔のサウナで汗を流し、そのまま湖に飛び込んだ後にロンケロで乾杯するのが最高の楽しみ方。バーベキューとの相性も抜群です。
③ レストランやバーでのカジュアルドリンク
フィンランドのバーでは、ビールやワインと並んでロンケロがメニューに並びます。価格も手頃で、軽い飲み口なので、食事と一緒に楽しむのにぴったり。
日本でのロンケロの入手方法と自作レシピ
① 日本でロンケロを手に入れるには?
近年、日本でもフィンランドブームの影響でロンケロを販売するお店が増えています。輸入食品店やオンラインショップで購入可能なほか、都内の一部のバーやフィンランド料理店では提供されていることもあります。
日本で購入する場合
2016年8月現在、ユーラシア・トレード社が
輸入販売しており、全国のナチュラルローソンと
成城石井で購入が可能です◎
② 自宅で作るロンケロのレシピ
日本ではまだ手軽に買えないため、自宅でロンケロを再現するのもおすすめです。
自宅で作る簡単ロンケロ(1杯分)
材料:
- ジン:45ml
- グレープフルーツジュース:120ml
- 炭酸水:100ml
- 氷:適量
作り方:
- グラスに氷をたっぷり入れる。
- ジンとグレープフルーツジュースを加える。
- 炭酸水を注ぎ、軽くかき混ぜる。
- お好みでグレープフルーツのスライスを飾る。
アルコールを控えたい人は、ノンアルコールジンを使えば「ノンアルロンケロ」が作れます。
まとめ:ロンケロはフィンランドの魅力が詰まった一杯
ロンケロは、単なるカクテルではなく、フィンランドの文化そのものを象徴する飲み物です。
- 1952年のヘルシンキオリンピックのために開発された
- サウナ後のリフレッシュドリンクとして親しまれている
- グレープフルーツとジンの爽やかな味わいが特徴
- 夏のアウトドアやバーなど、さまざまなシーンで楽しまれている
もしフィンランド旅行の機会があれば、現地で本場のロンケロを味わってみてください。日本でも手に入る機会が増えているので、自宅で手作りして楽しむのもおすすめです。
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