20代から40代で代謝が落ちても太らない人の習慣とは?違いを徹底解説

代謝が落ちても太らない人の習慣とは?

年齢を重ねると、「昔は食べても太らなかったのに」「同じ生活をしているのに体重が増えてしまう」と感じることが増えてきますよね。特に20代後半から40代にかけては、基礎代謝の低下や生活習慣の変化が影響し、体重管理が難しくなる時期です。

しかし、同じ年齢でも太りやすい人と太りにくい人がいます。その違いはどこにあるのでしょうか?本記事では、代謝が落ちても太らない人の習慣や生活の工夫を詳しく解説していきます。


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1. そもそも基礎代謝とは?年齢とともに下がるのはなぜ?

基礎代謝とは

基礎代謝とは、何もしていなくても消費されるエネルギーのことを指します。心臓を動かしたり、呼吸をしたり、体温を維持したりといった生命活動に必要なエネルギーです。基礎代謝は1日に消費する総カロリーの約60~70%を占めるため、これが落ちると太りやすくなるのは当然のことです。

年齢とともに基礎代謝が落ちる理由

20代後半から40代にかけて基礎代謝が下がる理由として、以下の点が挙げられます。

  1. 筋肉量の減少
    筋肉はエネルギーを多く消費する組織ですが、加齢とともに自然と減少します。特に運動をしないと、30代以降は毎年1%ずつ筋肉が減るといわれています(厚生労働省『健康づくりのための身体活動基準2013』より)。
  2. ホルモンバランスの変化
    成長ホルモンや性ホルモンの分泌が減ると、筋肉の合成が遅くなり、脂肪が蓄積しやすくなります。特に女性は40代に入るとエストロゲンが減少し、脂肪をため込みやすくなります(日本内科学会『内科学会雑誌』より)。
  3. 日常の活動量の低下
    20代の頃は仕事や遊びでよく動いていた人も、30代・40代になるとデスクワーク中心になり、運動量が減ることが多いです。これが代謝の低下に拍車をかける要因になります。

では、こうした代謝の低下に負けずに太りにくい体を維持する人は、どんな生活をしているのでしょうか?

2. 太らない人は筋肉を維持している

筋肉量が多いと基礎代謝が上がる

前述の通り、筋肉はエネルギーを多く消費します。そのため、太らない人は筋肉量を維持するための習慣を持っています。

筋肉を維持するためのポイント

  • 週2~3回の筋力トレーニングを取り入れる
    スクワットやプランクなど、自宅でもできる筋トレを習慣化している人は、加齢による筋肉減少を防ぎやすいです(『アメリカスポーツ医学会(ACSM)』の推奨)。
  • タンパク質をしっかり摂る
    筋肉を維持するためには、体重1kgあたり1.0~1.5gのタンパク質が必要です(厚生労働省『日本人の食事摂取基準』より)。肉・魚・卵・大豆製品などをバランスよく摂ることが大切です。

3. 食生活の違いが体型に影響する

太る人と太らない人の食事の違い

食生活も太りやすさに大きく関係しています。以下のような違いが見られます。

項目太りやすい人の習慣太りにくい人の習慣
食事の頻度朝食を抜く、夜遅くに食べる3食しっかり食べる
炭水化物の摂り方白米・パン中心、食べ過ぎる玄米・全粒粉パンを適量
タンパク質摂取少なめ(炭水化物多め)毎食バランスよく摂る
間食お菓子や甘い飲み物が多いナッツやヨーグルトを選ぶ

特に「夜遅くの食事」は太る原因になりやすいので、夕食はできるだけ早めに食べ、夜遅くの間食は控えましょう(『日本肥満学会』の研究より)。

4. 日常生活の活動量が違う

「運動しない日」でも動いている

太りにくい人は、日常生活の中で自然と体を動かす習慣を持っています。例えば、

  • 通勤時に1駅分歩く
  • エスカレーターではなく階段を使う
  • 立って仕事をする時間を増やす

こうした小さな積み重ねが、1日数百kcalの消費につながります。これはジムで運動するのと同じくらいの効果を持つこともあります(アメリカ心臓協会『NEAT(非運動性熱産生)』の研究より)。

5. ホルモンバランスを整える工夫をしている

特に40代以降の女性はホルモンバランスの影響で体脂肪がつきやすくなります。しかし、食事や運動、ストレス管理によってホルモンバランスを整えることができます。

ホルモンバランスを整える方法

  • 良質な脂質を摂る(オメガ3脂肪酸など)
  • 睡眠をしっかり取る(7時間以上が理想)
  • 適度な運動でストレスを発散する

特に睡眠不足は、食欲を増すホルモン「グレリン」を増加させるため、夜更かしは体重増加の原因になりやすいです(『ハーバード公衆衛生大学院』の研究より)。

6. まとめ:代謝が落ちても太らない人の習慣を取り入れよう

20代から40代にかけて基礎代謝は落ちますが、太らない人は「筋肉を維持し、適切な食事を摂り、日常生活の活動量を増やす」ことで、代謝の低下を最小限に抑えています。

今日からできることはたくさんあります。

  • 1日10分の筋トレを始める
  • 夜遅い食事を控える
  • エスカレーターではなく階段を使う

小さな習慣の積み重ねが、10年後の体型を決めます。ぜひできることから始めてみてください!


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