平凡な1日を輝かせるために大切なものを教えてくれる映画
この映画は、ありきたりの “今日” が大切な一日に変わり、当たり前のように身近にいる家族や友人・恋人に感謝をしたくなる作品です。
主人公がタイムトラベルという能力を使い、自分の人生がうまく行くように何度も人生を繰り返します。過去に何度も戻り自分の人生をやり直している中で、本当に大切なものは何なのかを知る作品になっています。
「ラブ・アクチュアリー」や「パイレーツ・ロック」など世界的大ヒット作を生み出してきた監督 リチャード・カーティスが「残り24時間しか生きられないと告げられたら何をする?」と友人と交わした何気ない会話をきっかけに誕生した作品です。
平凡な1日を輝かせるために大切なものを教えてくれる「アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜」のあらすじや映画の魅力そして、映画をより楽しめる知識をまとめております。
本作を既にご覧になった方も、これから観賞される方も楽しめる内容になっています。
ネタバレはないので安心してご覧ください。
こんな人にオススメ
- 恋愛映画が好き
- 過去に未練がある
- 同じ毎日に退屈している
「アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜 」とは
映画概要
日本でのキャッチコピー 今日生きることが好きになる
タイトル | アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜 ( 原題 : About Time ) |
公開年 | 2013年 |
国 | イギリス |
上映時間 | 124分 |
ジャンル | 恋愛・SF・ファミリー |
配信サービス | 配信状況 |
---|---|
U-next | ○ |
NETFLIX | × |
Amazonプライムビデオ | × |
Hulu | × |
※動画の配信情報は2023年5月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービスの公式サイトでご確認ください。
主要人物

ティム (ドーナル・グリーソン)
イギリス南西部に住む心優しい青年。21歳の誕生日にわが家の男にだけタイムトラベル能力があることを告げられる。
メアリー (レイチェル・マクアダムス)
人生を全力で楽しむ純粋でまっすぐな女性。ケイト・モスの大ファン
どんな映画か
ひとことで表すと人生で大切なものが詰まっている、心温まるタイムトラベル映画です。
21歳を迎えたティムは父親に「我が家の男性には、タイムトラベルできる能力がある」ことを告げられます。タイムトラベルの能力を持つ青年が、好きになった人と付き合うためや知人・家族のためなど、色々な理由で過去に戻ってやり直していくなかで本当に大切なものは何かを見つけていきます。
『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティス監督が手がける、イギリスで公開されると初登場で1位を獲得した作品です。
誰しもあの頃に戻れてたらなと後悔があると思いますが、過去を考えるのではなく、今この瞬間瞬間の幸せを自分が意識しながら過ごすことが大切と思え、さらには観終わった後に、家族や友人など、大切な人に会いたくなる。そんな心温まる本当に大切なものが詰まった映画です。
タイムトラベルといったSF作品ですが、家族や友達など大切な人と観たい明るく観やすい作品となっています。
予備知識
映画の舞台
映画の舞台はイギリスが舞台となっており、自然豊かなコーンウォールと都会のロンドンの2箇所です。
海岸の穏やかな風景が印象的な主人公の出身地コーンウォールは、イギリス最南西部の絶景リゾート地としても知られており、「英国の夏を過ごすなら間違いなくここ」とイギリスの人々から言われるくらいの自然の魅力に溢れた秘境の地です。
弁護士になり移り住むことになったロンドンでは、街と地下鉄、劇場やギャラリーなどロンドンの魅力がぎゅっと詰まっています。
映画終盤にローリーが読んでいる本
映画終盤にローリーが読んでいたのがアンディ・ムリガンの『トラッシュ』という本。本作の後、2014年に公開されたリチャード・カーティスが脚本を務めたスティーブン・ダルドリー作品「トラッシュ!-この街が輝く日まで-」の原作です。本で繋がりを作るという遊び心はトラッシュが公開されてからわかるという粋な演出になっています。

他にもリチャード・カーティス監督のこういった遊び心が隠されていますので是非探してみてはいかがでしょうか?
話したくなる豆知識
元々メアリー役は別の人だった
元々、レイチェル・マクアダムスが演じたメアリー役には『500日のサマー』などで知られるズーイー・デシャネルが考えられていました。しかしスケジュールの都合で実現しなかったそうです。
そこで、コメディを演じる事が出来て親近感と温かさを持っているという理由でレイチェル・マクアダムスがキャスティングされました。
主人公の子供の頃の役は、監督の実の子?
主人公のティムが、幼少期に戻り父と過ごすシーンがありますが、幼い頃のティムは監督のリチャード・カーティスの実の息子が出演しています。

ストーリーのアイデア
監督 リチャード・カーティスがサイモンという友人と交わした何気ない会話をきっかけに誕生した作品です。二人は様々な話をしている中で「昔の自分達が幸せだったか」や「残り24時間しか生きられないと告げられたら何をする?」などどうやって幸せになるかを話していました。
幸せについて考えているうちに「私が過ごした今日が、完璧な日」だと思いこれを映画の題材にできないか考え、生まれた作品になります。
そして、「タイムトラベルが存在するなら、なんでもできて・好きな日を生きて・全てを自由に選べるキャラクターができる。そんな非凡な人が、平凡な日々を特別なものだと認めるストーリーなら、この映画は見る価値がある」と思いストーリーを制作しました。
リチャード・グリフィスの最後の作品
今作をもって監督引退を宣言しているカーティス監督
その理由を「答えは映画の中にあるよ。歳をとるにつれて、何気ない時間の大切さが身にしみてくるけど、監督をしながら日常のありがたみを実感することは困難だ。2年間近く作品に没頭するからね」と語っています。
「アバウト・タイム」以降に脚本家として、「トラッシュ! この街が輝く日まで (2014)」「イエスタデイ(2019)」とストーリー原案として「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018)」に関わっています。是非こちらの作品もチェックしてみてはいかがでしょうか。
日本で最初の上映はミニシアターから
『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』は2013年にイギリスで公開されました。
日本では最初ミニシアターだけでの上映だったのでした。しかし、口コミでどんどん評判が広がり上映館数が拡大していきました。その後、10ヶ月以上のロングラン上映で、ミニシアター作品としては異例の興収3億円を突破する大ヒットを記録しました。
監督・出演 おすすめ映画
出演・監督

監督・脚本 : リチャード・カーティス
1956年11月8日生まれ。ニュージーランド出身の脚本家・映画監督です。
大学卒業後テレビドラマの脚本家として活動。「Mr.ビーン シリーズ」などのコメディ作品でキャリアをスタート。1995年に映画『フォー・ウェディング』が第67回アカデミー賞・脚本賞にノミネートしました。
愛の溢れる多くの映画を手掛けてきており、ラブコメの巨匠とも言われている。
リチャード・カーティス おすすめ作品
- ノッティングヒルの恋人
- ラブ・アクチュアリー
主人公 (ティム):ドーナル・グリーソン
アイルランド出身の俳優。大学卒業後から舞台や映像作品において監督として活動を始めました。その後、ハリー・ポッターで親子共演で話題となり、2015年に「スターウォーズ 新三部作」でハックス将軍演じるなど一躍有名になりました。
父は「ハリーポッター」や「ミッションインポッシブル2」に出演しているレンダン・グリーソンで、兄弟も俳優や脚本を手がけるなど映画一家としても有名です。
ドーナル・グリーソン おすすめ作品
- ピーターラビット
- スター・ウォーズ 新三部作
- エキス・マキナ
助演 (メアリー):レイチェル・マクアダムス
子どもの頃からサマーキャンプなどで舞台に参加し、カナダ・トロントのヨーク大学で演劇を学びます。2002年に「ホット・チック」でハリウッドに進出、学園ドラマ「ミーン・ガールズ」で注目を浴びます。その後、MCUのドクターストレンジなど数多くの話題作に出演し、可愛らしい役柄から演技派まで幅広くの表情を見せている。
ラーディカー・アープテー おすすめ作品
- 君に読む物語
- ミッドナイト・イン・パリ
- シャーロック・ホームズ
「アバウト・タイム 〜愛おしい時間について〜」が好きな人におすすめ映画
監督作品 『 ラブ・アクチュアリー 』
クリスマスのロンドンを舞台に、19人の男女が織りなす9つのラブストーリーを描く作品です。様々な境遇の登場人物がさまざまな愛を求めて一喜一憂、それぞれの思いを胸にクリスマスを迎えていきます。
監督と脚本をリチャード・カーティス手掛けた長編監督デビュー作品です。またキャストは、彼が以前の映画やテレビ番組で共に働いた俳優を中心しており、「アバウト・タイム」で父親を演じた 俳優 ビル・ナイとの関係もこの作品からはじまっています。
レイチェル・マクアダムス×タイムトラベル 『 きみがぼくを見つけた日 』
幼い頃、母を奪った交通事故がきっかけで時間を旅する超能力に目覚めた主人公。だが自分の意思とは関係なく、時空を超えて過去や未来へ行き来してしまう、、、そんな彼と運命の恋に落ちた女性の愛をつづる。タイムトラベルによって苦しむ2人のせつない運命の行方に目が離せない作品です。
タイムトラベルという設定とヒロインがレイチェル・マクアダムスを演じる。アバウト・タイムが好きな人ならきっと、楽しめる作品です。
人生とは何かを考えさせてくれる 『 天使のくれた時間 』
大手金融会社社長の主人公は優雅な独身生活を送っていました。ある日、13年前に成功を夢見て仕事との天秤にかけて別れた恋人と2人の子供に囲まれた“13年前に恋人との人生を選んだジャック”の生活になっていました。
『もう一つの人生』を経験したことで、本当の幸せを知るまでを描いた作品です
タイムトラベルモノではありませんが、誰しも一度は考える「もしもあの時違う選択をしていたら」というテーマを描います。また、人生で一番大切なものは何かを考えさせられる作品となっております。
まとめ
残り24時間しか生きられないと告げられたら何をする?と監督が友人と交わした何気ない会話をきっかけに誕生し、監督自身も自分の仕事と人生について考えた際に生まれた作品です。
過去を考えるのではなく、今この瞬間瞬間の幸せを自分が意識しながら過ごすことが大切 そして、何気ない毎日にある人生の美しさに感謝し、本当に大切なものは何かといったメッセージがあり、本当に大切なものが詰まった映画です。
興味を持った方には是非 ありきたりの “今日” が大切な一日に変わり、当たり前のように身近にいる家族や友人・恋人に感謝をしたくなる作品「アバウト・タイム」ご覧になってもらいたい作品です。ぜひ次に見る映画の候補にしてみてはいかかでしょうか?
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