もし投資を始めたばかりの自分にアドバイスできるなら?やるべき10のこととやってはいけない10のこと

投資1年目の自分に戻って伝えたい!

投資を始めたばかりの頃、何もかもが新鮮で、同時に不安も多かったのを覚えています。どんな商品を選べばいいのか、どのタイミングで買うべきか、何が正しいのかもわからず、情報の渦に翻弄されていました。今の自分だからこそ、あの時の自分に伝えたいアドバイスがたくさんあります。この経験を踏まえ、もし「投資1年目の自分」にアドバイスできるなら、やるべきこととやってはいけないことをここにまとめました。これから投資を始めようとしているあなたの参考になれば幸いです。

もし投資を始めたばかりの自分にアドバイスできるなら?

投資1年目の自分に伝えたい後悔

投資を始めたばかりの頃、右も左もわからず、とにかく勢いで始めたのを覚えています。当時は「早く儲けたい」という焦りばかりが先行し、十分な知識もないまま手を出してしまいました。今振り返ると、タイミングを見計らって何度も売買を繰り返してしまったり、SNSで流れてくる「儲かる情報」に飛びついたりしたのが失敗の始まりでした。また、税金や手数料について考えが浅かったため、利益を無駄にしてしまったこともありました。

あの時、少しでも冷静に判断し、計画的に進めていたら、もっと違った結果になっていたでしょう。今だからこそ、過去の自分に向けて、やるべきことをしっかりと伝えたい。ここでは、そんな私が後悔しないために伝えたい「やるべき10のこと」を紹介します。

やるべき10のこととやってはいけない10のこと

やるべき10のこと

1. 名著「敗者のゲーム」を読む
投資を始める前に、必ず読むべき本がチャールズ・エリスの『敗者のゲーム』です。この本は「投資は勝者ではなく、いかにして負けないか」という視点を教えてくれます。焦らず、冷静に市場と向き合うための考え方を学ぶことができます。早いうちにこの知識を身につけておけば、感情的な売買に走ることを防げたでしょう。


2. 暴落時に見返す情報を決めておく
投資をしていると、必ず暴落のタイミングに遭遇します。その時にパニックになって売却するのではなく、冷静に判断できる情報源をあらかじめ決めておくべきでした。信頼できる本や記事、経験豊富な投資家のアドバイスを参考に、長期的な視点で行動するのが大切です。

3. 税金を勉強する
利益を得ても、税金のことを知らなければ大きな損失を生むことになります。投資にかかる税金や控除については、早い段階でしっかり勉強しておくべきでした。特に確定申告の方法や、税制優遇制度を利用することで、利益を最大化することが可能です。


4. 先取り貯金をする
投資を始める前に、先取り貯金の習慣をつけておけば、安定した資金を確保しながら投資に回す余裕が持てました。生活費と投資資金を分けて管理し、毎月少しずつ貯金していくことで、余裕を持った投資ができます。

5. SBI証券で新NISA口座を開設する
新NISA制度を最大限活用するために、早い段階でNISA口座を開設すべきでした。長期投資に適している制度で、税制優遇もあるため、早めに利用することで利益を大きくできたはずです。特にSBI証券は手数料が低く、新NISAに最適です。

6. クレカ積み立て設定をする
クレジットカードでの積み立てを活用して、毎月の投資を自動化するのが便利です。積み立て投資は、長期的に安定したリターンを得るための強力な手段であり、投資初心者には特におすすめです。設定を怠らずにコツコツ積み立てを続けておけば、今頃もっと多くの資産を築けていたかもしれません。

7. 住信SBIネット銀行の口座を開設する
投資を始める際、銀行口座の選択も大事です。住信SBIネット銀行は、SBI証券との連携がスムーズで、手数料が優遇されるため、投資活動を効率化できます。早めに口座を開設しておけば、よりお得に資金管理ができました。

8. 自動入金設定をする
投資に回す資金を自動的に入金する設定は、資産形成を無理なく継続するために非常に重要です。毎月の積み立てが自動化されることで、手間をかけずに投資を続けられ、将来的に大きなリターンを得られる可能性が高まります。

9. 繰り返し「敗者のゲーム」を読む
最初に読んだだけで満足せず、繰り返し読み返すことが大切です。時折、初心に戻って考え直すことで、ブレない投資方針を維持することができます。特に市場が不安定な時ほど、基本に立ち返ることが重要です。

10. これ以外のことに時間を使わない
投資に関する情報は無限にありますが、本質的な部分に集中すべきでした。不要な情報や、SNS上の過剰な情報に惑わされず、自分の投資スタイルに合ったことだけをやることで、時間とエネルギーを有効活用できます。

絶対にやってはいけない10のこと

1. タイミング投資
相場の上下を予測し、売買を繰り返す「タイミング投資」は失敗の元です。相場を正確に予測することはプロでも難しく、初心者にとってはなおさらリスクが高いものです。私も、株価が上がる瞬間を狙って買ったり、下がる前に売ろうとしましたが、結果的に失敗ばかりでした。長期的な視点で投資し、タイミングに惑わされないことが大切です。

2. 余剰資金で投資しない
自分の生活に必要な資金を使って投資をすると、リスクが高まり、いざという時に対応できなくなります。私も無理をして生活費を切り詰めた結果、ストレスを感じ、投資判断が狂ってしまいました。余剰資金でのみ投資することを心に留めておくべきです。

3. 必要以上の分散投資
「分散投資はリスク分散の基本」とよく言われますが、やりすぎは禁物です。投資先が多すぎると管理が難しくなり、結果的にどの投資先にも目が行き届かなくなります。過去の私は、あれこれと多様な商品に手を出してしまい、管理が行き届かず、パフォーマンスも悪化してしまいました。

4. レバレッジをかける
レバレッジをかけて大きな利益を狙うのは、初心者にとって危険な行為です。私はレバレッジをかけたことで、大きな損失を出した経験があります。レバレッジはリスクが高く、投資経験の浅い段階では手を出さない方が賢明です。

5. 暴落時に狼狽売りする
市場が暴落すると、どうしても焦って売りたくなってしまいますが、ここで冷静さを保つことが重要です。私も一度、大きな暴落に遭遇し、狼狽して持っていた資産を全て売ってしまいました。結果的に、その後の回復で損失を取り戻すチャンスを逃してしまいました。暴落時には長期的な視野で耐えることが求められます。

6. SNSの情報を鵜呑みにする
SNSには多くの投資情報が溢れていますが、信憑性の低いものも多くあります。私も、Twitterで流れてきた「次に上がる銘柄」といった情報を鵜呑みにして投資した結果、大きな損を出した経験があります。情報の信頼性を確認し、自分自身で判断することが必要です。

7. パートナーに黙って投資
家族やパートナーに内緒で投資をするのは、トラブルの元です。私も、一度パートナーに黙って大きな額を投資してしまい、後で発覚して信頼を失ってしまった経験があります。投資に関しては、重要な決断をする際はパートナーとしっかりコミュニケーションを取ることが重要です。

8. 勉強せずに個別株に手を出す
個別株は魅力的ですが、十分な知識と経験がないまま手を出すのは危険です。私は勉強不足のまま個別株に手を出してしまい、大きな損失を出しました。まずは、投資信託やインデックスファンドなどのリスクが比較的低い商品から始め、知識を蓄えるべきです。

9. 他人の投資方針に口を出す
他人がどのように投資をしているかが気になることもありますが、それぞれの投資スタイルは異なります。私は過去に、友人に対して「こうすべきだ」と口出ししてしまい、関係が悪くなったことがあります。自分の投資に集中し、他人のスタイルを尊重することが大切です。

10. うまい話に乗っかる
「短期間で大きな利益が出る」といったうまい話には乗らないことが肝心です。私は一度、この手の話に乗ってしまい、大きな損をした経験があります。投資は一攫千金を狙うものではなく、コツコツと積み重ねることで利益を得るものです。

まとめ

投資は、長期的に成功するためには冷静な判断と計画が必要なものです。焦って儲けようとしたり、他人の意見に振り回されたりすることで、結果的に大きな失敗を招くこともあります。今回お伝えした「やるべきこと」と「やってはいけないこと」は、過去の自分が経験した失敗から学んだ教訓です。これから投資を始める方や、投資に悩んでいる方にとって、このアドバイスが少しでも役立てば幸いです。

最後に強調したいのは、投資は「シンプルさ」が成功への鍵であるということ。やるべきことだけを確実に行い、無駄なリスクや焦りを避けることで、着実に資産を増やすことができます。未来の自分に感謝される投資ライフを、ぜひ実現してみてください。

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