ドラマ『夫に間違いありません』。 これまで私たちは、夫の生存を隠蔽する主人公・朝比聖子(松下奈緒)の視点でハラハラしながら物語を追ってきました。
聖子が「被害者」だと思っていた行方不明者の妻・葛原紗春。 彼女こそが、この物語の真の黒幕であり、夫を殺害した犯人だとしたら…?
今回は、一見健気な被害者に見える葛原紗春に隠された、恐ろしい「裏の顔」について考察します。
聖子とは逆の「攻め」の嘘…紗春の正体に関する戦慄の仮説
これまでの描かれ方では、紗春は「夫の帰りを信じて待つ、健気な妻」でした。しかし、以下の仮説を立てると、彼女の行動のすべてが別の意味を持ち始めます。
仮紗春による保険金殺人計画
- 再婚と連れ子: 紗春は夫と再婚しており、娘は夫の連れ子である。
- 動機は保険金: 紗春は保険金を得るために夫を殺害した。
- 遺体の行方: 川に落とし殺害後、警察に「失踪届」を出すことで、失踪宣告(あるいは遺体発見時)による保険金受け取りを画策した。
もしこれが真実なら、彼女が娘についていた「パパは出張中」という嘘は、娘を傷つけないための優しい嘘ではなく、「殺したことを隠すための冷酷な嘘」になります。
なぜ「行方不明者家族の会」に参加したのか?
夫を殺しているなら、わざわざ人前に出る「家族の会」に参加するのはリスクが高いように思えます。しかし、彼女には目的があったのではないでしょうか。
いつになっても「遺体」が発見されないので、遺体のとり違いが無いか
夫を殺して遺体を隠したものの、なかなか発展しませんでした。手っ取り早く金を手にするには「遺体」が発見され、死亡が確定する必要があります。 そこで彼女は、似た境遇の人々が集まる場へ行き、情報を集めていたのです。
聖子に近づいた真の狙いは「遺体の取り違え」の確信
紗春が聖子に近づいた理由。それは単なる同情や共感ではありません。 ニュース等で「朝比一樹の遺体発見(水死体)」の報を聞き、その身体的特徴や状況から、「あれは私の夫の遺体ではないか?」と疑ったからではないでしょうか。
聖子の弱みを握るための接近
聖子の夫として処理された水死体が、実は自分が殺した(あるいは事故に見せかけた)夫だと気づいた紗春。 彼女が聖子の娘・あきを保護したり、親身になって近づいてきたのは、友情からではありません。
「あなたが私の夫の遺体を、自分の夫として処理したことを知っている」
そう突きつけ、聖子を脅迫するため、あるいは自分の夫の死亡を確定させ保険金を掠め取るために、懐に入り込んだのです。聖子がボロを出すのを、一番近くで虎視眈々と待っているとしたら……鳥肌が立ちます。
「聖子 vs 紗春」W悪女の対決へ
この仮説が正しければ、このドラマの構造は劇的に変わります。
- 聖子: 夫が生きて帰ってきたのに、死んだことにしている(詐欺・隠蔽)
- 紗春: 夫を殺したのに、行方不明ということにしている(殺人・詐欺未遂)
「死んだことにして隠す妻」vs「殺したことを隠す妻」
互いが互いの重大な秘密(犯罪)を握り合う、地獄のようなシーソーゲームになります。 第3話で聖子が紗春の「優しい嘘」に心を痛めるシーンがありましたが、その紗春の笑顔の裏に「あなた、私の夫の死体を使ったでしょ?」というどす黒い感情があったとしたら、これ以上のホラーはありません。
まとめ:騙されているのは視聴者かもしれない
第3話で一樹がルミを殺害したという衝撃展開もありましたが、紗春の動きからも目が離せません。 彼女が聖子の最大の理解者になるのか、それとも聖子を破滅させる最強のラスボスになるのか。
「夫に間違いありません」というタイトル。 これは聖子が遺体を確認した時のセリフですが、もしかすると紗春が聖子に対して突きつける「(その遺体は私の)夫に間違いありません」という断罪の言葉になるのかもしれません。
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