博士の動機はちょんまげの裏切り?『良いこと悪いこと』7人目=森くん説を考察してみた

ちょんまげの裏切りと“忘れられた7人目”の伏線とは?

※8話までの情報をもとにした考察・予想です。

もし博士=森智也(森くん)が犯人だとしたら、
彼の動機は単なる“いじめられた仕返し”では到底説明できません。

むしろ物語に散りばめられた伏線を丁寧に拾っていくと、
森くんの怒りの“原点”は ちょんまげの裏切り にある可能性が極めて高い。

ここでは、森くんが復讐に至った背景を深掘りしていきます。

① ちょんまげと森くん──友情が崩れた瞬間

7話の回想で決定的だったシーン。

・ドの子のピアノの工作
・ちょんまげがそれを壊す
・その「悪いこと」をきっかけに6人組へ加入

その瞬間、教室の外で立ち尽くす森くん。

手に持っていたのは プログラミングの本

これは

  • 森くんとちょんまげが一緒にHPを作ろうとしていた
  • 2人は“外側にいる仲間”だった

この可能性を示している。

だが、ちょんまげは――
森くんではなく、“6人組”を選んだ。

これは森くんにとって、
唯一の味方候補に裏切られた瞬間 だった。

② 森くん自身も“いじめ”の対象になっていく

ちょんまげがグループ入りしたことで、
森くんは軽い無視を受けるようになる。

そして替え歌が

「花咲く森のみちょんまげ」

に変わったことは決定的。

“森”の部分が意図的に飛ばされ、
森くんの 存在そのものが抜かれた ということ。

  • 名前を飛ばされる
  • 話に入れてもらえない
  • 傍観者として扱われる

この積み重ねが、森くんを「忘れられた7人目」にしていく。

森くんにとってこれは、
存在の否定=最も深い傷 になったはず。

③ 森くんの復讐は“悪意”ではなく“正義”の可能性

森くんの“将来の夢”の絵は不気味だった。

  • 1人が6人を導いている
  • 後ろに犬の影がある
  • 6人のうち1人だけ服装が違う

これ、ただの絵ではなく 価値観の根っこ を示している。

森くんは、

「悪いことをした子は地獄へ行く」
「良いこと=6人を天国へ導く」

という極端な道徳観を持っていた可能性が高い。

つまり森くんにとっては、

6人を救済(=殺す)することこそ“良いこと”

という価値の反転が起きている。

これはドラマのテーマ
「良いことは悪いことに、悪いことは良いことに反転する」
とも完全に一致する。

森くんは“復讐”ではなく
自分の正義を遂行している可能性が高い。

④ ちょんまげだけは“森くんの夢”を知っていた?

ちょんまげは

  • 博士の犯行を自分の責任だと言い続ける
  • 森くんのHPを覚えていた
  • 博士はキングたちに会いたがっていなかった

これは、ちょんまげが森くんの夢(=6人を導く絵)を見ていた可能性がある。

だからこそ――

「すべての始まりは自分だ」
「森くんを裏切ったのは自分だ」

と強い罪悪感を抱き、
ひとりで森くんに会いに行ったとも読み取れる。

まとめ:森くんの動機は“裏切られた友達”としての痛みが起点

森くん=博士説の動機を整理すると、

  • ちょんまげが“仲間になる条件”としていじめに加担
  • その裏で森くんは外される
  • 名前を歌から飛ばされる
  • 仲間外れ、孤立、HPの約束の裏切り
  • “良いこと=6人を導く(救済)”という価値観

森くんの復讐は、
単なる闇落ちではなく 正義の形成過程 として描かれている可能性が高い。

8話以降、この価値観がどう暴かれるのか――


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