人生、流されるくらいがちょうどいい:頑張ることで見える新しい景色

人生、流されるくらいがちょうどいい

『流されて辿り着いた先でめちゃくちゃ頑張ればいいのよ。それが「自分の居場所じゃないかもしれない」と思ったとしても、与えられたことを必死にやるのよ。そうすると知らない扉が開くの。そこに新たな出会いがあって、どんどん違うステージに行く。その繰り返しよ。』
— マツコ・デラックス

1. この名言を聞いた時、胸がズシンと響いた

正直、この言葉を聞いた瞬間、思わず深くうなずきました。どこか心の奥にしまっていた不安や迷いを見透かされたような気がしたからです。

「自分の居場所ってどこだろう?」
「今の場所、本当に自分に合ってるのかな?」

こんな疑問を抱えながらも、目の前のことに集中することで救われた経験が何度もありました。でも、その時は“必死に頑張る”なんてカッコいいものではなく、「仕方ないからやるしかない」という気持ちだったのが本音です。それでも、不思議なもので、気づけば次のステージが開かれていたのです。


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2. 流されることは“負け”ではない

「流される」と聞くと、受け身で無力なイメージが浮かびます。自分の意思を持たず、ただ運命に身を任せるような。特に今の時代、「自己実現」や「主体性」が強調される中で、流されることは悪いことのように感じられるかもしれません。

でも、人生ってそんなに思い通りになるものじゃないですよね。突然の転職、予期せぬ人間関係の変化、思わぬ病気…自分ではどうしようもない出来事が次々とやってきます。

そこで逆らわず、その場に身を置いて全力で頑張る。それだけで、次に進む道が見えてくるのです。ある心理学の研究でも、「逆境に直面しても努力を続けた人は、最終的に他者より高い達成感を得る」ことがわかっています。流される先で頑張るのは、決して弱さではなく、しなやかさの証なのかもしれません。

3. 「ここは違うかも」と感じたときこそ、チャンスの始まり

「自分の居場所じゃないかもしれない」と思う瞬間って、誰にでもあります。たとえば、新しい仕事に慣れず落ち込んだり、他人と比べて劣等感に苦しんだりするとき。「このままでいいのかな?」という不安が頭をよぎります。

でも、実はその“違和感”こそ成長のサインかもしれません。私も過去に何度か「あ、ここ自分には合わないかも」と感じる仕事に取り組んだことがあります。けれど、そのたびに「せっかくここまで来たんだから、もう少し頑張ってみよう」と踏ん張ってみたんです。

すると、いつの間にか「これ、自分にもできるんだ」と思える瞬間が訪れました。ある調査では、「新しい環境に慣れるのに6か月かかる」とされています。それまでの違和感は“慣れていないだけ”ということも多いのです。もう少しだけ粘ることで、思いもよらない未来が待っているかもしれません。

4. 「知らない扉」が開く瞬間は予測できない

この名言の中で特に響いたのは「知らない扉が開く」という言葉です。頑張ることで新しいステージに進める、と頭では分かっていても、「本当にそんな瞬間が来るの?」と疑ってしまうのが人間の性。

私も以前、仕事の進め方が分からず迷っていたとき、勇気を出して先輩に相談したことがあります。正直、「そんなの自分で考えろ」と言われると思っていました。でも、意外にも親身になって話を聞いてくれて、プロジェクトの進め方を一から教えてくれたんです。その結果、他の案件でも声がかかり、予想外のチャンスが次々と舞い込んできました。

“知らない扉”は、すぐには開かないかもしれません。でも、積み重ねた努力がその扉のカギになる。だからこそ、目の前のことに集中する。それだけで、少しずつ未来は変わるのだと思います。

5. 次のステージは、今の努力の先にある

最後に響いたのは、「どんどん違うステージに行く。その繰り返しよ」という言葉。人は一度成功すると「ここで終わりたい」と思ってしまうことがあります。楽な環境に甘えたくなるのは当然です。

でも、そこからまた一歩進むことで、さらに広い世界が開けるのだと思います。僕たちは何度でも“流されて”いい。そこで頑張れば、次の場所はきっと今より素敵な景色が広がっているはずです。


「流されてしまった」と思う瞬間こそ、次のチャンスへの入り口。自分で選べなかった場所でも全力を尽くすことで、新しい扉が開かれるのです。人生の波に逆らわず、進む力を信じてみてください。新しいステージは、思いもよらない場所で待っているかもしれません。


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