Ferg人気曲と世界的評価|A$AP Mobの個性派が描くストリートの進化【2025年最新版】

ニューヨーク・ハーレム出身のラッパー A$AP Ferg(エイサップ・ファーグ) は、
ヒップホップ・コレクティブ A$AP Mob の中でも特に個性的な存在です。
ファッションとストリートカルチャーを融合させたスタイル、爆発的なエネルギーを持つラップ、
そしてジャンルを超えたコラボレーションで、彼は現代ヒップホップの“革新者”として存在感を放っています。

この記事では、Fergの経歴、代表曲、海外評価を包括的に紹介します。


1. プロフィールとキャリアの軌跡

本名:Darold Ferguson Jr.
出身地:アメリカ・ニューヨーク州ハーレム
生年月日:1988年10月20日

A$AP Fergは、A$AP Rockyを中心とするクリエイティブ集団 A$AP Mob の初期メンバー。
もともと父親がバッドボーイ・レコード(Sean “Diddy” Combsのレーベル)のブティックを経営していたこともあり、
幼少期からファッションと音楽の両方に強い関心を持って育ちました。

彼の音楽は、ハーレムのリアルな空気感とモード的な感性が融合した独自の世界観を持っています。

主な活動年表

  • 2013年:デビュー・アルバム『Trap Lord』をリリース。
     ヒット曲「Work」「Shabba」で一躍注目を集める。
  • 2016年:2ndアルバム『Always Strive and Prosper』を発表。
     Missy Elliott、Future、Schoolboy Qらが参加し、音楽的幅を拡大。
  • 2017年:「Plain Jane」が大ヒット。
     リミックス版ではNicki Minajが参加し、Billboard Hot 100で26位を記録。
  • 2020年:シングル「Move Ya Hips」(feat. Nicki Minaj & MadeinTYO)がチャートイン。
  • 2023年:A$AP Mobの活動を再開し、個人でも次期アルバム制作を進行中。

2. 代表曲・人気曲7選

1. Plain Jane

Ferg最大のヒット曲。
2017年リリースのこの曲は、アンダーグラウンド感の強いビートと彼特有の低音ラップが融合。
Nicki Minajを迎えたリミックス版が全米でブレイクし、ストリーミング総再生数は10億回を超える。


2. Shabba (feat. A$AP Rocky)

デビュー作『Trap Lord』(2013年)収録曲。
ジャマイカのダンスホールアーティスト Shabba Ranks に敬意を表したタイトルで、
FergとA$AP Rockyのコンビが放つエネルギーが圧巻の一曲。


3. Work (Remix)

デビュー以前のミックステープ『Lords Never Worry』から注目された「Work」を、
A$AP Rocky、French Montana、Trinidad Jamesらを迎えて再構築。
NYストリートの勢いを感じさせる、A$AP Mobの象徴的な楽曲。


4. New Level (feat. Future)

2016年の2ndアルバム『Always Strive and Prosper』収録。
Futureとのコラボレーションにより、トラップサウンドをベースにした大ヒットを記録。
タイトルの通り「新たなステージへ」というメッセージを込めた自己肯定感あふれる楽曲。


5. Let It Bang (feat. Schoolboy Q)

同アルバム収録。Schoolboy Qとの共演により、よりストリート色の濃い仕上がり。
Fergの荒削りなボーカルとQのクールなフロウの対比が印象的。


6. Move Ya Hips (feat. Nicki Minaj & MadeinTYO)

2020年リリース。
Nicki Minajとの再タッグによって話題となり、リリース直後にBillboardチャート上位にランクイン。
キャッチーなビートとクラブサウンドが融合した一曲。


7. Bezerk (with Big Sean & Hit-Boy)

Big Sean、Hit-Boyとの共作。
トラップサウンドにポップなフックが絡み、フェスでも人気の高い楽曲。
Fergのラップの攻撃性とSeanのスムーズさが絶妙にマッチしている。


3. 海外メディアの評価と人物像

  • The Guardian:「FergはA$AP Mobの“最も直感的な表現者”。彼の音楽はハーレムの空気をそのまま閉じ込めている。」
  • Pitchfork:「A$AP Fergは、Trap Lordでストリートの泥臭さとファッションの洗練を融合させた」
  • GQ:「Fergはラップよりも“アート”を語る。ファッション、デザイン、音楽を自在に横断する存在」
  • Billboard:「“Plain Jane”は2010年代後半のクラブアンセムとして最も影響力を持った曲の一つ」

さらに、A$AP Fergはファッションデザイナーとしての顔も持っています。
自身のブランド「Devoni Clothing」を立ち上げ、ハーレムカルチャーを世界に発信。
A$AP Mobの中でも最もビジュアルアートやデザインへの意識が高いメンバーとして知られています。


4. A$AP Fergの音楽的特徴

  1. トラップとヒップホップの融合
     ベースの効いたトラップビートと、クラシックなNYラップの要素をミックス。
     「Plain Jane」や「New Level」ではこの特徴が顕著です。
  2. エネルギッシュなフロウ
     Fergのラップは力強く、ライブでのパフォーマンスでも爆発的な熱量を見せます。
  3. ファッションと音楽のリンク
     ハーレムのストリート文化を背景に、ファッションやアートを音楽表現に落とし込む手腕が評価されています。

5. まとめ|A$AP Fergはハーレムの“多才な創造者”

A$AP Fergは単なるラッパーではなく、音楽・ファッション・アートを自在に行き来する表現者です。
彼の音楽は、ハーレムという地域的ルーツを保ちながらも、国際的なカルチャーシーンと結びついています。

初めて聴くなら、以下の3曲からスタートするのがおすすめです。

  • 「Plain Jane」
  • 「New Level (feat. Future)」
  • 「Shabba (feat. A$AP Rocky)」

A$AP Mobの中でも異彩を放ち続けるA$AP Ferg。
その音楽は、ストリートのリアルとクリエイティブな進化を体現しています。


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