Mustard 人気曲と代表作まとめ|ウエストコースト発“ラトリップ”サウンドを築いたプロデューサー【2025年最新版】

ロサンゼルス出身のレコードプロデューサー/DJ/アーティストであるMustard。
彼は“Ratchet Music(ラトリップ・ミュージック)”という独自のサウンドスタイルを打ち立て、2010年代中盤からヒップホップとR&Bのクラブサウンドを刷新しました。

この記事では、Mustardのプロフィールから始まり、彼の代表的なヒット曲・代表作を1曲ずつ紹介します。さらに、音楽性・スタイルや2025年現在の最新動向までを解説します。


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1. Mustardとは|プロフィールとキャリア概要

  • 本名:Dijon Isaiah McFarlane
  • 生年月日:1990年6月5日
  • 出身地:アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス
  • 活動使用名:Originally DJ Mustard → 現在はMustard
  • 特徴:West Coastトラップ/R&Bをクラブ仕様に変換した“ラトリップ”サウンドの創造者

ロサンゼルスのサウスセントラル育ちのMustardは、若い頃からDJとしてキャリアをスタートしました。独自の“Mustard on the beat, ho!”というタグとともに、2010年代初頭からラップ/R&B界で影響力を発揮。「Rack City」などのヒットにより脚光を浴び、以降多くのアーティストとタッグを組んできました。
彼のビートは、クラブフレンドリーでキャッチー、かつ西海岸の空気を帯びており、ヒップホップ/R&B両方の主流サウンドに大きな変化をもたらしました。


2. Mustardの人気曲・代表作

① Rack City

このトラックこそがMustardを“ビートメーカー”としての名を世に知らしめた1曲です。Tygaのヒット曲として記憶されますが、Mustardのプロダクションがなければこの成功はなかったと言っても過言ではありません。クラブでもラジオでも鳴り響いたこのトラックは、ラトリップ・サウンドの幕開けを象徴します。

② My Hitta

2013年リリース。サウスセントラル・ロサンゼルスのストリート感をそのままクラブに持ち込み、Mustardの特徴である「シンプルで反復的なビート+キャッチーフック」が炸裂した曲です。彼の音楽スタイルが明確に世に出た代表的ナンバーです。

③ Ballin’

2019年リリース。Mustard自身がアーティストとしても名を出したこの曲は、Roddy Ricchをフィーチャーし、彼のプロデュース+自身のパフォーマンスが合わさったヒット。ビルボード・チャートで上位を獲得し、彼の“プロデューサーからアーティストへ”という進化を示しました。

④ Pure Water

同じく2019年。「ウォーターテーマ」をトラップに落とし込んだ軽快かつクラブ仕様のビートが特徴。Migosとの共演で、Mustardのプロダクションが国際的に広まった一曲です。彼の「西海岸サウンドをグローバルに拡げる力」が見てとれます。

⑤ High Fashion(Roddy Ricch featuring Mustard)

2020年リリース。Roddy Ricchがメインアーティストですが、Mustardはプロデュースおよびフィーチャリングとして参加。モダンなトラップサウンドにラグジュアリーな雰囲気を加えたこの曲は、Mustardの音楽的成熟を感じさせる1曲です。


3. Mustardの音楽性とスタイル

■ “Ratchet Music”の創設

Mustardが提唱する「Ratchet Music」は、西海岸のクラブ・ラップをポップに仕立て直したスタイル。シンセのリフ、手拍子系クラップ、リフレインする「Hey!」の声、そしてプロデューサータグ「Mustard on that beat, ho!」がトレードマークです。
この音が2010年代中盤の主流ヒップホップに多大な影響を与えました。

■ 単純さ=中毒性

彼のビートは複雑ではなく、むしろ“シンプルで反復的”です。だがその反復が耳に残り、クラブやラジオでの共鳴力を持ちます。これは“耳に残る”というヒットメイキングの本質を体現しています。

■ プロデューサーからアーティストへ転身

Mustardはプロデューサーとして成功するだけでなく、自身の名義で曲をリリースし、アーティスト枠でも活躍。プロデュース力と自身のパフォーマンス力を掛け合わせたことで、より多面的なキャリアを構築しています。


4. 最新動向(2025年現在)

  • 2024年には最新アルバムを発表し、プロデュース作品だけでなく自身のアーティスト活動も加速しています。
  • 大手アーティストとの共演、プロデュース案件が増加しており、西海岸の伝統を継承しつつも“グローバルなヒップホップサウンド”へと展開しています。
  • ストリーミング数、再生回数ともに安定しており、彼のビートやタグが“クラブヒットの証”と認知されています。
  • また、若手プロデューサー/ラッパーへの影響力も大きく、彼のスタイルを継承・変化させる次世代への橋渡し役とも言えます。

5. まとめ|Mustardは“ラトリップをポップに変えた西海岸の仕掛け人”

Mustardは、ただ“ヒットメイカー”という枠にとどまらず、**“トラップ/西海岸ラップをポップカルチャーに変換したプロデューサー”**です。

「Rack City」で名前を知られ、
「My Hitta」でクラブのアンセムを作り、
「Ballin’」で自身をアーティストとして提示し、
「High Fashion」で音楽的な成熟を示す。

2025年現在、Mustardはヒップホップの“クラブ仕様化”を担った立役者として、その存在価値をさらに高めています。

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