人生において、"やりたいことリスト"を作ったことはありますか?
人生の終盤にさしかかった2人の男性が作成した究極の“やりたいことリスト”をもとに、感動的な冒険へと挑む姿を描いた作品です。
今回ご紹介するのは、人生を再発見する旅へ誘う作品「最高の人生の見つけ方」
映画「最高の人生の見つけ方」は、人生の終焉を前にしてもその最後の時間を最高の冒険として生きる2人の男性の物語です。そして、人生の意味、友情の深さ、そして時間の価値を再確認させてくれる作品です。
「最高の人生の見つけ方」のあらすじや映画の魅力そして、映画をより楽しめる知識をまとめております。本作を既にご覧になった方も、これから観賞される方も楽しめる内容になっています。
ネタバレはないので安心してご覧ください。
こんな人にオススメ
- 人生の意味を再確認したい人
- 旅行が好きな人
- 友情の物語が好きな人
「最高の人生の見つけ方」とは

映画概要
日本でのキャッチコピー 余命6ヶ月、一生分笑う
タイトル | 最高の人生の見つけ方 |
公開年 | 2007年 |
国 | アメリカ |
上映時間 | 97分 |
ジャンル | ドラマ・友情 |
※動画の配信情報は2025年8月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービスの公式サイトでご確認ください。
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主要人物

エドワード・コール (ジャック・ニコルソン) : 企業家であり、病院の経営者。財界での成功者であり、財力を持っているが、私生活では孤独を感じている。
カーター・チェンバース (モーガン・フリーマン) : 整備士であり、知識が豊富。家族思いの優しさを持った男性。
この2人は病院での偶然の出会いをきっかけに、人生の最後に「やりたいことリスト」を作成し、それを実現するための冒険を共にすることとなります。異なる背景と価値観を持つ2人が、共通の目的を追い求める過程で、友情が深まり、人生の真の価値や意味を再確認する姿が描かれています。
どんな映画か

ひとことで表すと人生の終盤に、最も輝く瞬間を。です。
終末期の病に冒された2人の男性。地位も考え方も違うエドワードとカーターが出会います。彼らは、それぞれの生き様が異なるものの、共通の運命を前に、人生で絶対にやっておきたいことリストを作成。そして、そのリストを片っ端からクリアしていくという、最後の大冒険を繰り広げる映画です。
この映画の一つの大きな魅力は、死を前にした2人の男性が見せる人生の再発見と、それを通じた真実の友情の成長です。彼らの冒険は観る者の心を深く打ち、私たちに人生の価値や時間の大切さを教えてくれます。
また特筆すべきは、ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン、2人のハリウッドの名優が主役を務めています。彼らの深みのある演技は、映画の感動をさらに引き立てます。特に、彼らの間の化学反応や相互作用は見どころの一つです。
死を迎える直前の時期に、人生の中で最も価値のあることは何か、という普遍的なテーマを扱っているため、多くの人々が共感し、考えを深めるきっかけを与えてくれます。
予備知識

バケットリストの起源
原題の"Bucket List" とは「死ぬ前にやりたいことリスト」の意味で、英語のスラング「kick the bucket(死ぬ)」に由来しています。この映画の公開後、このフレーズは一般的に使われるようになり、多くの人々が自分のバケットリストを作るようになりました。

主演俳優の名演
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンは、長いキャリアを持つハリウッドの重鎮です。その2人の名演を見せたポイントのひとつとして、余命を宣言された場面が挙げられます。余命宣告を受けた際のそのリアルな表情や仕草は見どころの一つです。
コピ・ルアク
エドワードがカーターにコピ・ルアクを紹介するシーンがあり、その独特の生産過程がユーモラスに描写されています。
コピ・ルアクとはアジアヤシ猫が食べたコーヒーの果実が排泄された後の糞から取り出されるコーヒーです。その独特の生産方法と希少性から、コピ・ルアクは世界で最も高価なコーヒーの一つでもあります。

話したくなる豆知識

制作背景
この映画は元々は非常にシリアスなトーンのものとして書かれていました。しかし、最終的にはコメディ要素を取り入れることで、観客にとってより親しみやすい楽しい作品となっています。
実際のバケットリスト
ジャック・ニコルソン自身は、この映画の撮影後に自分のバケットリストを公表しています。その中には「インドでのタイガー・サファリ」や「モンテカルロでのF1グランプリ観戦」などが含まれていました。
監督の出演
監督ロブ・ライナーは映画の中で、病院の患者として出演をしています。ぜひ探してみてください。
モーガン・フリーマンの息子
モーガン・フリーマンの息子のアルフォンソ・フリーマンは、映画内でカーターの息子ロジャー役を演じています。実生活の父子が映画内でも父子役を演じることで、そのシーンはよりリアルで感情的なものとなっています。

スカイダイビング
映画の中でのスカイダイビングのシーンは、観客に大きなインパクトを与えました。実際の撮影では、スタントダブルを使用しての撮影と、CGを組み合わせて実現されています。
出演・監督
監督 : ロブ・ライナー

1947年にニューヨークで生まれ。俳優であり映画監督でもあった父カール・ライナーの影響を受けてエンターテイメント業界に興味を持ち始めました。その後俳優として活躍した後、1984年のロマンティックコメディ「スパイナル・タップ」で、監督デビューを果たします。彼の作品は幅広い観客に訴え、感情的な真実と人間関係の深層を探求することで評価されています。
そのユーモラスで感情的な視点から観客に影響を与えてきました。彼の作品を通じて、観客は人間の経験と感情の幅広い範囲を体験することができます。
ロブ・ライナー おすすめ作品
- 恋人たちの予感
- スタンド・バイ・ミー
- ミザリー
主演(カーター・チェンバース) : モーガン・フリーマン

1937年にミシシッピ州で生まれたモーガン・フリーマンは、ハリウッドを代表する名優の一人として知られています。彼のキャリアは1960年代に始まり、『ドライビング Miss デイジー』や『ショーシャンクの空に』などの名作でその演技力を証明してきました。アカデミー助演男優賞を受賞した『ミリオンダラー・ベイビー』における彼の演技は、多くの映画ファンの心をつかみました。
彼の深みのある声と表現力豊かな演技は、観客に強く印象を残すものとなっています。彼をフィーチャーした作品を通じて、観客は人間の経験と感情の深い部分に触れることができます。
モーガン・フリーマン おすすめ作品
- ショーシャンクの空に
- ミリオンダラー・ベイビー
- ラストベガス
主演(エドワード・コール) : ジャック・ニコルソン

1937年にニュージャージー州で生まれたジャック・ニコルソンは、ハリウッドの伝説的な俳優として知られています。彼のキャリアは1950年代からスタートし、『シャイニング』や『カッコーの巣の上で』といった名作に出演しています。特に後者での彼の演技は、アカデミー主演男優賞を獲得し、彼の名をより一層際立たせました。
彼の独特なキャラクターと圧倒的なスクリーンプレゼンスは、多くの観客に感動を与えています。ニコルソンの主演作品を観ることで、観客は彼の持つ深い演技の魅力を感じることができます。
ジャック・ニコルソン おすすめ作品
- シャイニング
- カッコーの巣の上で
- バットマン(1989)
「最高の人生の見つけ方」が好きな人におすすめ映画

違いを越えた、最強のコンビが誕生『最強のふたり』
裕福で文化的な四肢麻痺の男と、貧困層の元犯罪者である男。世界で最も違う背景を持つ二人の間に生まれる深い友情とユーモアはが魅力な「真のつながりは、外見や背景を超えて生まれる」ということを教えてくれる作品。
若さは心にあり、友情は永遠に『ラストベガス』
老後の友情と冒険を祝福する作品。
70を超える4人の親友たちが、人生最後の独身者としての友人の結婚を祝うために、何十年ぶりかでラスベガスへと繰り出します。そして、彼らはかつての若き日のように、一晩中のパーティー、カジノ、そして新しい冒険を楽しみます。
退職後の人生、新たな冒険の始まり『アバウト・シュミット』
長いキャリアの終わりを迎え、突然の妻の死、そして彼の唯一の娘の結婚を控えます。彼は娘の結婚式を手伝うためキャンピングカーでデンバーに向かいます。アメリカを旅する中、彼は過去の選択、家族との関係、そして未来の可能性について思いを巡らせます。
まとめ

『最高の人生の見つけ方』はただのエンターテインメントとしての映画を超えて、私たちに人生の大切さや瞬間の価値を問いかけてくれる作品です。
毎日が限りある中で、どれだけ小さなことでも、心からの笑顔や感謝で満たされることの価値を再認識させてくれるこの映画は、多くの人にとって心に残るものとなるでしょう。
最後に、あなた自身の棺桶リストは何ですか? この映画を観た後に、新しい夢や目標を見つけるかもしれませんし、既存のものに新たな意味を見つけるかもしれません。どんなに小さなことでも、自分の人生において大切なことを見つけ、それを追求する勇気を持ち続けることが、『最高の人生の見つけ方』が私たちに伝えてくれるメッセージの一つかもしれません。
興味を持った方には是非 「最高の人生の見つけ方」ご覧になってもらいたい作品です。ぜひ次に見る映画の候補にしてみてはいかかでしょうか?
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