9/27(金) ちょっとした憂さ晴らし
このエッセイも10回目を迎えました、いつも読んでくれている皆さんありがとうございます。
今日はまた一段と嫌な日だった。今週は少しずつ田中さんとの関係に慣れてきたように思っていたけれど、やっぱり彼女の嫌味には心が削られる。しかも今日は、特にひどい出来事があった。
午前中、いつものように仕事をしていると、田中さんが突然私のデスクにやってきた。何か新しい問題が発生したのかと思ったけれど、彼女が持ち出してきたのは、なんと数ヶ月も前のミスについてだった。
「この書類、前に提出したやつだけど、ここ間違ってたよね」と、田中さんが言い出した。私は一瞬、何のことか分からなくて、必死に記憶をたどった。確かにそのミスはあったけれど、すでにその時に修正して対応済みのはずだったし、何よりもう終わった話だと思っていた。
「ええ、でもその件はもう修正してありますよね?」と答えると、田中さんは少し笑いながら「そうね、でも私が気づかなかったら、もっと大変なことになってたかもしれないよ?」と言ってきた。さらに追い打ちをかけるように、「前も言ったけど、気をつけてね」と、完全に過去の話を蒸し返し、私に再びそのミスを思い出させた。
そして最後に、彼女は私に向かって「でも、私がいてよかったね」と、誰得でもない一言を付け加えた。まるで彼女がいなかったら私はどうしようもなかったかのように、何の助けにもならない言葉だった。その瞬間、心の中で「やっぱりこの人は嫌いだ」と強く感じた。
過去のミスを掘り返され、わざわざ私を不安にさせてから、自分を持ち上げるような発言をする田中さんのやり方には、本当に嫌気が差した。これが彼女のスタイルなんだろうけど、あまりに不必要で、誰も得しない。彼女の冷たさや上から目線が、今日も一層重くのしかかってきた。
その後、午後もその言葉がずっと頭の中に残っていて、仕事に集中するのが難しかった。どうしてあんな風にわざわざ過去のことを掘り返して、人を嫌な気持ちにさせるんだろう?やっぱり田中さんのやり方には、どうしても耐えられない。
今日は、田中さんの「私がいてよかったね」という無神経な一言に心がかき乱された一日だった。彼女の言動には、本当に誰も得しないし、ただ私を落ち込ませるだけだと感じる。少し前に見た彼女の弱い一面に同情しかけたけれど、今日の出来事でやっぱり「嫌い」という感情が戻ってきた。
来週もまた彼女とのやり取りが続くだろうけれど、今日のような出来事がもう少し減ってくれることを願うしかない。でも、正直に言えば、やっぱり彼女とはできる限り関わりたくない。
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