Trinidad James 人気曲と代表作まとめ｜“All Gold Everything”で輝いた異才【2025年最新版】

10/17/2025

ヒップホップ黄金時代の記憶を鮮烈に刻み込んだアーティスト、
Trinidad James（トリニダッド・ジェームズ）。

2012年に発表した大ヒット曲「All Gold Everything」で世界に名を轟かせ、
その後もソングライター、映像監督、ファッションアイコンとして独自のキャリアを築いている。

この記事では、Trinidad James の経歴、代表曲を1曲ずつ丁寧に解説し、
2025年現在の最新動向までを総まとめする。

1. Trinidad Jamesとは｜経歴とプロフィール

本名：Nicholaus Joseph Williams
生年月日：1987年9月24日
出身地：トリニダード・トバゴ（ポートオブスペイン）
活動拠点：アメリカ・ジョージア州アトランタ
所属レーベル：Gold Gang Records（旧：Def Jam Recordings）

Trinidad James は、幼少期にカリブ海のトリニダード・トバゴからアメリカに移住し、
アトランタのストリートカルチャーと共に成長。

2012年、セルフリリースしたミックステープ『Don’t Be S.A.F.E.』に収録された
「All Gold Everything」がインターネットで爆発的に拡散され、メジャー契約を勝ち取る。

2. 人気曲・代表作

① All Gold Everything（2012）

Trinidad James を一躍スターダムへと押し上げた大ヒット曲。
キャッチーなフック「Don’t believe me, just watch!（信じられないなら見てみろ）」は
**Mark Ronson × Bruno Mars の「Uptown Funk」**にも引用され、
楽曲史に名を残す名フレーズとなった。

Billboard Hot 100 にチャートインし、RIAAプラチナ認定を獲得。
ゴールドを象徴とするファッション・美学・自信を全て詰め込んだ、
Trinidad James の代名詞的な1曲である。

② Females Welcomed

同じく『Don’t Be S.A.F.E.』収録曲。
軽快でアトランタのクラブシーンを意識したリズム感が特徴で、
初期のTrinidad Jamesの“遊び心と余裕”を感じられる。

③ Just a Lil’ Thick (She Juicy)（feat. Mystikal & Lil Dicky）

2016年にリリースされたシングルで、
レジェンドMystikalとコメディラッパーLil Dickyを迎えたユーモラスなトラック。
タイトル通り「ちょっとぽっちゃりした女性を称える」テーマがSNSでも話題を呼び、
ミーム的に拡散された。

④ M.M.M. (Marilyn Maryland Marilyn)

2018年リリースのミッドテンポ曲。
派手なトラップから一転して落ち着いたトーンを採用し、
アーティストとしての成熟を感じさせる。

この時期からTrinidad Jamesは「音楽だけでなくストーリーテリングや映像制作」にも力を入れ始めた。

⑤ My Biggest Hater（2025）

最新シングル「My Biggest Hater」は、
自身への批判や誤解に対する率直な感情を綴ったリアルな1曲。
初期の煌びやかさとは対照的に、精神的成長と内省をテーマにしている。
SpotifyやApple Musicで徐々に再生数を伸ばし、再評価が進んでいる。

3. Trinidad Jamesの音楽性と特徴

■ “ゴールド文化”を象徴するスタイル

Trinidad Jamesは「金（Gold）」をモチーフにしたアート性の高い世界観で知られる。
ジュエリー、衣装、映像すべてに“黄金”のテーマを貫き、
豪奢でユニークなファッションセンスを音楽と一体化させてきた。

■ トラップミュージック×カリブの感性

彼の音楽にはアトランタのトラップ・ビートに加え、
トリニダード出身らしいカリビアンなリズム感や遊び心が溶け込んでいる。
この多文化的サウンドが、他のラッパーとは一線を画す理由だ。

■ アーティストからプロデューサーへ

2010年代後半以降は、Trinidad Jamesは表舞台を離れ、
ソングライティング・映像ディレクション・ファッションプロデュースなど多方面で活躍。
Muni Long「Made for Me」やKaliii「Gas You Up」などのMV制作にも関わるなど、
裏方としての才能も発揮している。