10/21(月) ダミーの割り箸で仕掛ける静かな戦い
週末は、先週の割り箸窃盗事件のことでずっと頭がいっぱいだった。何本か溜めておいただけの割り箸が消えただけ――それだけのはずなのに、心の中にはモヤモヤしたものが居座り続けていた。誰が、なぜ、そんなものを持ち去ったのか。まさか田中さんが…?そう考える自分も嫌だったが、疑念は消えなかった。
考えれば考えるほど、次に何が盗まれるのか心配になり、何か対策をしなければと決意した。そして思いついたのが、「ダミー作戦」だ。本物の割り箸を盗まれないように、接着剤でくっつけて割れないようにしたダミーをデスクの上に置いておくことにしたのだ。こうしておけば、もしまた誰かが手を伸ばしても、持ち帰れるのは使い物にならない割り箸だけだ。
ちょっとした「いたずら返し」のような対策だが、これで少しでも不安が解消されるなら、やる価値はある。もはや割り箸の問題ではない。私にとっては、これは自分の平穏を守るための小さな戦いだ。
本物の割り箸は、しっかりデスクの引き出しの中にしまい込んだ。「これで次に何かあっても、笑ってやり過ごせる」と思うと、少しだけ心が軽くなった。妙な安心感が、私の中に生まれたのだ。
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オフィスは相変わらずの静けさだが、私のデスクの上では今、誰も知らない静かな戦いが始まっている。もし誰かが再び手を伸ばしたとき、その人が割れない割り箸を掴んだ瞬間を想像すると、少しだけ笑ってしまいそうになる。このダミー作戦がうまくいくかはわからないけれど、たとえ一瞬でも心の余裕を取り戻せたことが、私にとっては小さな勝利だ。
たった数本の割り箸を巡る戦いだが、これが私にとって必要な対策なのだと思うと、少しだけ誇らしい気持ちになった。やるべきことをやった――そう思えることが、今の私には何より大切なことなのかもしれない。
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