ピラティス半年で劇的ビフォーアフターを期待した私が気づいたこと

半年やっても別人にはなれなかった話

「ピラティスを始めたらスッキリボディになれる!」と期待していた。そう、ネットの「〇ヶ月でマイナス〇kg!」のビフォーアフター写真に踊らされた、ただの一般人である。

しかし、週一のピラティスを半年続けた結果——体重はほぼ変わらず。劇的に痩せたわけでも、くびれが突然現れたわけでもない。

でも、ある日、鏡の前でふと気づく。「なんか、姿勢が良くなってる気がする」

最初は「体幹が整う」とか「内側から変わる」とか言われてもピンとこなかった。でも、電車のつり革を持つときに肩が無理なく下がっていたり、デスクワーク中に自然と首を引くようになっていたりする。

つまり、ピラティスは「劇的な変化」ではなく「じわじわと積み重なる変化」だったのだ。


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ストレートネックと巻き肩に光明が差す

スマホやPCの影響で、現代人の多くが抱えるストレートネックと巻き肩。私もその一人で、肩こりや首コリに悩んでいた。

ピラティスの先生にまず言われたのは、「まずは頭の位置を意識しましょう」。

「え、そんなことで変わる?」と疑いつつ、言われた通りやってみると……違う。たとえば、椅子に座った状態で、

  • 頭を後ろに引き、顎を軽く引く
  • 胸を開くように意識し、肩甲骨を寄せる

これを続けることで、肩の位置が正しくなり、首の負担が減っていった。整骨院に行っても一時的に楽になるだけだったのに、ピラティスでは「根本からの改善」を実感。

「姿勢が変われば、人生が変わる」

少し大げさに聞こえるかもしれないが、実際、体が楽になると気持ちまで前向きになるのだから不思議だ。

初心者こそパーソナルレッスンが最強な理由

ピラティスにはグループレッスンとパーソナルレッスンがある。最初はグループに参加していたが、

  • 「この動き、合ってるのかな?」
  • 「お腹に効いてる感じがしない…」
  • 「先生の目が行き届かない…」

と、疑問だらけ。そこで思い切ってパーソナルを受けたら、衝撃が走った。

  • 「骨盤をもっと立てて」
  • 「ここで息を吸って、吐くときにお腹を引き締める」
  • 「この筋肉を意識して」

先生が細かく指導してくれると、全然違う。たった数ミリの調整で、「あ、効いてる!」と実感。

初心者こそ、最初はパーソナルや少人数レッスンで正しい動きを学ぶべき。間違ったフォームを続けると、効果が出にくいだけでなく、余計なクセがついてしまうから。

呼吸がすべてを決めると知った日

ピラティスで一番驚いたのは、「呼吸の重要性」。

「呼吸を意識して!」と何度も言われるが、最初は「ただの息でしょ?」くらいに思っていた。

しかし、実際に意識すると効果が段違いだった。

  • 吸うときに肋骨を広げる
  • 吐くときにお腹を引き締める
  • 呼吸のリズムで動きをコントロールする

これを意識すると、体幹が安定し、動きが滑らかに。そして、「息を吐くときにお腹を締める」と、腹筋がしっかり使われる感覚があった。

ピラティスに限らず、日常でも活かせる。仕事で疲れたとき、深く呼吸するだけで、体と気持ちがリセットされるのを実感するようになった。

ピラティスを半年続けて見えたこと

「半年で別人級に変わる!」とは言えない。でも、確実に変わる部分はある。

  • 劇的には痩せないが、姿勢が良くなり、体が楽になる
  • ストレートネックや巻き肩が改善し、肩こりが減る
  • 正しい動きを学ぶことで、ピラティスの効果を最大限に得られる
  • 呼吸を意識するだけで、運動の質が変わる

そして何より、「続けたくなる運動」だった。

激しいトレーニングではなく、自分の体と向き合う時間。週一でも、半年続ければ変化は見えてくる。

「ピラティス、気になるけど…」と迷っているなら、まずは一歩踏み出してみるのがいい。大きな変化はなくても、小さな「気持ちいい」の積み重ねで、ある日ふと「変わったかも?」と感じられるはずだから。


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