お局にターゲットにされました。陰湿ないじめの日々が始まる…【お局日記5】

9/18(水)ゼリーが盗まれる

昨日の経験が少し自信になり、今日も田中さんより早く出社することにした。早めに出社して、自分のペースで仕事を始められるのは少しだけ気が楽になる。今日は何事もなく、平穏な一日を過ごせればいいなと、淡い期待を胸にオフィスに向かった。

午前中の仕事をしていると、突然社長がオフィスに顔を出した。普段あまり現場に来ない社長が、「みんな、いつもお疲れ様!頑張っているお礼に、ささやかな差し入れです」と言って、なんと高級な千疋屋のゼリーを持ってきてくれたのだ。オフィスが一瞬で明るい雰囲気に包まれ、みんなが笑顔になっていた。私もこの特別な差し入れに嬉しくなり、おやつに楽しもうとデスクにそっと置いておいた。

ランチタイムが終わって、午後の仕事に戻ろうとしたとき、ふとデスクの上に置いておいたはずのゼリーが見当たらないことに気づいた。最初は「あれ、どこに置いたっけ?」と自分のミスかと思って探してみたけれど、どこにも見当たらない。誰かが間違えて持っていったのかもしれないと思い、周りを見回したが、誰も私のゼリーを持っている様子はなかった。

もしかして、田中さん…?そう思って彼女のデスクをちらりと見たけれど、彼女はいつも通りの冷たい表情で仕事に取り組んでいた。もちろん、証拠もないし、直接聞く勇気もない。だけど、心の中でモヤモヤした気持ちが広がっていった。

午後の仕事を進めながら、田中さんがふと私に近づいてきて、「ゼリー、もう食べたの?」とわざとらしく聞いてきた。私は「いえ、まだです」と答えると、彼女は冷たく笑いながら「ふーん」と一言残して去っていった。その言葉に、何とも言えない嫌な予感がしたが、結局何もできずに過ごすしかなかった。

午後の業務も淡々と進んでいく中で、周りの同僚たちが千疋屋のゼリーの話をしているのが聞こえた。「本当においしかったね」「初めて食べた」と、みんなが楽しそうに話しているのを聞いて、私は何とも言えない気持ちになった。結局、私は一口も味わうことができず、ただデスクの上から消えたゼリーのことを考えていた。

定時が近づく頃、気まずい気持ちで仕事を終え、そっとオフィスを後にした。結局、ゼリーがなくなったことについては誰にも聞けず、心の中に疑念だけが残ったままだ。田中さんが関与しているかどうかは分からないけれど、彼女の言葉が私の心を乱してしまったのは確かだ。

そんな私が食べたかったゼリーはこちら



今日は、せっかくの社長の差し入れで少しだけ心が癒されたはずだったのに、田中さんの影が再び私の心に暗い影を落とした。ゼリーがなくなったことよりも、彼女の存在が常に私を不安にさせ、楽しい気持ちを奪ってしまうのが本当に辛い。明日もまたこの状況が続くかと思うと、気が重いが、何とか自分の心を保ちながら日々を乗り越えていくしかない。

このブログが少しでも私の心を支えてくれると信じて、これからも書き続けていこうと思う。明日もまた、少しでも気持ちが軽くなるように、早く出社して自分のペースを保つ努力を続けてみよう。

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