【体験談】Appleインビテーションで初めてイベントを開いてみた結果

Appleインビテーションで初めてイベントを開いてみた結果

――人付き合いが苦手な僕が、Appleの新アプリでイベントを主催してみた話

はじめに:誘われる側から誘う側へ

誘われるのは苦手じゃない。むしろ、好きだ。

「あの人も来るから、ちょっと顔出さない?」

そう言われれば、「ああ、じゃあ……」と重い腰を上げる。でも、いざ会場に着くと、どうしてもテンションがうまく上がらない。「久しぶり!」と言われても、何年ぶりか計算する脳の回転が遅くて、気の利いた返しができない。

でも、そんな僕が「イベントを主催する側」に回るなんてこと、あるだろうか。普通に考えたら、ない。けれど、Appleの新アプリ「Appleインビテーション」が、それを変えるかもしれない。

ちょっと試しに、このアプリを使ってイベントを企画してみることにした。



「Appleインビテーション」って、何がすごいの?

まず、ざっくり言うと、「Appleインビテーション」はイベントの招待状を作成・管理できるアプリだ。

「いや、そんなのLINEグループでいいじゃん」と思うかもしれない。でも、このアプリはひと味違う。

  1. テンプレートがオシャレ → インスタ映えする招待状が秒速で作れる
  2. ゲストの参加可否が一目でわかる → 「結局、誰が来るの?」問題を回避
  3. Apple純正アプリと連携 → マップ、天気、ミュージックとつながる

要は、イベントを開催するハードルが、これまでよりもグッと下がるわけだ。

「やる側」にとって、イベント主催って面倒くさい。場所決めて、メンツ揃えて、日程調整して、事前に「〇〇も来る?」とか「やっぱり変更しよう」とかのやりとりを延々と繰り返す。

でも、このアプリなら、全部ワンタップでできる。……かもしれない。

試しにイベントを企画してみる

せっかくなので、「おっさんでも気軽に集まれるイベント」を考えてみた。

題して、「30代からの、ゆるい夜会」

目的は特にない。ただ、なんとなく集まって、「最近どう?」とか「結婚してる?」とか、そんな話をするだけ。いや、むしろ目的がないほうが、参加する側のプレッシャーもない。

まず、アプリを開くと、いくつかのデザインが出てくる。シンプルなものから、ちょっと派手なものまで。僕は「都会の夜」っぽい雰囲気のものを選んだ。

イベント名:「30代からの、ゆるい夜会」
場所:恵比寿の小さなバー
日時:来週の金曜 19:00〜
備考:特になし。来れる人だけ来てね。

たったこれだけの入力で、オシャレな招待状が完成した。

「来れる人だけ来てね」文化

日本って、イベントの「欠席」が妙に気まずい文化がある。

「すみません、その日は予定が……」
「えー、なんで!?」

こういうのが、地味に疲れる。でも、「Appleインビテーション」なら、参加可否をボタン一つで選べるから、主催側も「来れる人だけでいいや」と割り切れる。

実際、イベントを送ってみたら、数時間で5人が「参加」ボタンを押し、2人が「欠席」ボタンを押した。どちらもサクッと回答してくれて、余計なやりとりはなかった。

「そっか、みんな忙しいよね」

これぐらいライトな感じが、ちょうどいい。

当日の空気感を共有できる仕掛け

さらに面白いのが、「Apple Musicのプレイリスト共有機能」だ。

「夜会用のBGMを作りました」と一言添えて、SpotifyではなくApple Musicのプレイリストをシェアしてみる。そうすると、参加者たちが事前にその曲を聴いてくれる可能性がある。

結果、当日「この曲、聴いてたよ!」みたいな会話が自然と生まれた。これ、地味にすごいことだ。

音楽があるだけで、イベントの雰囲気って作れる。しかも、BGMを「共有」することで、参加者のテンションもある程度揃う。

意外と簡単に人は集まる

結局、当日は7人が集まった。

みんな「久しぶりー!」と軽く挨拶しながら、お酒を飲み、どうでもいい話をした。特別なことは何もない。だけど、誰かが「こういうの、たまにはいいね」と言った。

「イベントを開く側」って、大変そうに思うけど、実はそこまでじゃない。むしろ、「ただ場を用意するだけ」で、意外と人は来る。

そして、そこにいた誰かが、ちょっとだけ気持ちを楽にして帰っていくのかもしれない。

まとめ:「誘う側」になることの意味

僕はずっと、「誘われる側」だった。

「誘ってくれたら行くけど、自分からは誘わない」

そういうスタンスで生きてきた。でも、今回「Appleインビテーション」を使ってみて、「誘う側になること」には、意外なメリットがあると気づいた。

  1. 主催するほうが、気持ちが楽 →「どうしよう、呼ばれてない?」と悩む時間がない
  2. 気が合う人だけが来る → 変な義理の付き合いが発生しない
  3. 誘ったほうが、意外と感謝される →「こういうの欲しかった」と言われる

もしかすると、「人間関係が面倒くさい」と思っている人ほど、このアプリを試してみたらいいのかもしれない。

イベントって、「主催者」になった瞬間、実はすごくラクになるのかもしれない。

最後に

「Appleインビテーション」なんて、ただのアプリだ。でも、「ちょっと誰かを誘ってみようかな」という気持ちを、軽く後押ししてくれるのも確かだ。

もし今、「最近、友達と会ってないな」と思ったら、試しにイベントを作ってみてほしい。

案外、人は、誘われるのを待っているものだから。


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